――どこでも土銀日誌――
土方視点
2008.03.03
仕事が終わって俺が万事屋に行ったら銀時がチャイナに可愛らしい着物を着付けていた。
勿論俺は銀時狂だから、着物よりもチャイナよりも銀時が可愛らしいと思った。
「あっ!!マヨネーズ!!」
神楽は土方を見るなり威嚇体制になる。
「神楽、動くんじゃねーよ」
だが着付けている銀時によって動きを封じられる。
「女の子の日か…」
「お前のその言い方なんか変態発言に聞こえるな」
「ちげーよ!!俺はひな祭りだって言いたかったんだよ!!」
「神楽〜出来たぞ」
銀時は土方を無視して神楽の着付けを完成させた。
無視された彼は一人虚しく部屋の隅で蹲った。
「有難う銀ちゃん!!」
「ほら出かけてこい」
「うん!!」
彼女は飛びきりの笑顔を銀時に見せると万事屋から定春と共に出て行った・
そして余程機嫌が良かったのか…部屋を出る間際に珍しく蹲っていた土方にも笑いかけて行った。
チャイナの笑顔に普段は微塵も感じない女の子らしさを感じた。
着物と髪型のせいもあるだろうがひな祭りと言う特別な日がそうさせたに違いな
いと思った。
「何時まで蹲ってんだコノヤロー」
背後に居た銀時に俺は話しかけられる。そんな銀時に俺も話しかけた。
「なあ」
「ん?」
「お前はおめかししねーのか?」
「はあ?」
またこの男は何を言い出すんだと銀時は呆れかえる。
「銀さんの日は5/5であって3/3とかじゃねーんですけど?」
「好きな奴が綺麗に着飾る日…それが今日だろーがよ」
「根本的に間違ってないお前?日本の文化舐めてんの?本当に日本人ですか?」
「ほら、そんなお前に俺は用意しておいたんだ」
今日の為に取り寄せた美しい着物。
マジマジと目の前の彼に見せつける・
「俺、絶対ェに着ないからな!!」
「お前が着ないって言うのも計算済みだ…俺が着せてやる」
「着せてやるってお前着付け何か出来んの?」
「今日の為に着付け教室も通った」
「何してんの?働けェエエエエエ!!」
嫌がる銀時に構う事無く服をはぎ取って行く。
「ぎやあああああああああ!!」
「嫌がる顔がたまんねーなァ銀時よぉ」
「変態いいいいいいいい!!」
それから銀時は土方に服を全てはぎ取られ着物を着せられた。
自分の華麗な着付け捌きに酔い、美しい着物を着飾った銀時にも酔いしれた。
「銀時、綺麗だ…俺だけのお雛様だ」
「……何が恥しくてこんな格好しなきゃなんねーんだよ」
「好きだ銀時…愛してる」
自分を抱きしめて愛の言葉を囁く男に溜息をついてから自分も抱き締め返す。
「お前もなんか着飾れ…そんでもって俺だけのお内裏様になりやがれ」
「わかってる」
桃の節句…本当なら男の俺には全くもって関係ない節句だった。
だけど、隣に極上の雛様が居たら話は別だ。
来年の桃の節句も極上の雛様と笑いあって居たいと思いました。作文。