中を慣らして無い挿入は痛いだろうとか
自分は痛い事が嫌いだとかそんな事全て考えられなくなる。
ただ…相手を受け入れたい
と思った。
銀時は無言のまま土方の首に腕を廻しす。
そんな彼の仕草が可愛くて土方が耳元で「愛してる」と囁くと銀時も小さい声で「俺もだ」と答える。
そして直ぐに
「入れろや」
と実に男らしい笑みで言われる。
「まだ慣らしてねーぞ?」
「構わねェ…早く来いや……
お前の全てを受け入れてやっからよ」
漆黒の男に抱き付く力を強めると指通りの良い髪に指を絡める。
「銀時…好きだ」
「俺も好きだよ」
「いくぜ?」
「ああ…」
了承を得ると硬くなった自身を解されていない部分へと進めていく。
「ウぁ……くッ」
壮絶な痛みにマトモな声すら出ない。
目からは自然と涙が伝う。
「少しは力抜け」
少しでも銀時の力を抜けさせる為に萎えていた自身に手をかける。
「ッ……」
土方の手の動きは的確に銀時の感じるツボをおさえ徐々に身体からは力が抜けていき、漸く全てがおさまる。
「なんとか全部入ったな」
「……お…お前のマジデカすぎだろーが」
「デカい方が後々良くなるぜ」
「…………」
カッコイイ顔している癖になんてオヤジ発言をするんだと銀時は思うのだった。
---止まったエレベーター内に再び銀時のくぐもる声が響く。
土方が彼の前立腺を見つけ、思う存分に攻めているのだから当たり前と言えば当たり前だ。
「あッ……はァッ!!……も…出る!」
「俺もだ」
「……ッゥくッ!!!」
最後の最後まで声を噛み殺していた銀時に、土方は次は意地でも喘がせてやろうと心に誓った。
「………俺らさァ…ヤッてる場合じゃねーだろコレ」
無人ビルのエレベーターの中で俺らは何をやってんだ……と服を着ながら銀時は言う。
「どうしたもんかね…」
「んなもんコレで助け呼べばいいだろーが」
既に服を着終えた土方は、何時もと同じクールな表情で携帯を出して見せる。
「ウォォォ!!マジか!?携帯あんなら早く出せコンチクショー!!」
「はァ?んなもん直ぐに携帯出して助け呼んでたらお前と一線越えられなかっただろーがよ」
「………」
「ってな訳で助け呼ぶ前にもう一発ヤらせろ」
目の前で固まる銀時を良いことに土方はまたもや整えられた彼の衣服に手をかける。
「ヤメロコルアアア!!もう出ねーって!!何回イッたと思ってんだ!?」
「嫌々…お前はヤれば出来る奴だ」
「お前、俺の何を知ってんの!?そもそもやればの意味違ってんじゃねェかァァァァァ!!」
そんな叫びも虚しく、助けを呼ぶ前に何発かヤられた銀時なのであった。
結局、あの無人ビルは本当に幽霊が出るのかは謎に終わる。
そしてどちらがより男の中の男かの勝負も延長戦に持ち込まれるのであった。
おしまい